女性が手紙で「かしこ」と最後に書くのはなぜ?わかりやすく解説!

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かしこ」という言葉。以前から不思議に思っていませんでしたか?結構意味もわからないで使っている人が多かったりするのではないでしょうか(笑)しかも女性だけが使うのも不思議ですよね?

 

今回はその「かしこ」について、なぜ女性が手紙において使う言葉になったのかを解説したいと思います!

 

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女性がお手紙を書く際において、「拝啓」とか「謹啓」といった頭語は、そんなに利用されませんよね?「一筆お伝えします」等くらいの頭語から文章を書き始めて、最後に書く結語にしても、「敬具」だったりじゃなく、「かしこ」と書いて締めくくるという考え方をする人がほとんど大多数を占めると思われます。

 

実はこの「かしこ」がほぼ女性が使うという事ついては、ちゃんとした理由があるのですよ!

 

男性が書く文体と女性が書く文体は違っていた?

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時は平安時代。平安時代の出だしくらいの頃は、メインとして男の人は、漢文調の文体の方法で書面に書いていて、そういう種類の文体は「男手」と言われていたんです。

 

で、平安時代の中ごろから先に進むと、仮名文が生まれたので、それとの同時使用が流行り出して、漢文調の文体と仮名文とのハイブリッド(混合)のような形で文章が書かれるようになっていったんですね!

 

そうして間もなく、「候文(そうろうぶん)」と呼ばれるようになる文体が、男の人の文章の中で使われる感じに変わってきました。

 

「御座候」「御参らせ候」といったように、「候(そうろう)」が書面に多く用いられるようになり、鎌倉、室町、江戸時代においては、男の人の文章のベースは「候文」になったというわけです。

 

ついでに申しますと、その時代は巻紙に毛筆によって文章を記していたことから、句読点が入っていませんでした。

 

そういう理由もあって、「候」という言葉がさながら句読点の代わりの役目をするようになって、現代においても、とりわけ礼節的な文章、あるいは弔問に関しての会葬状などというような厳格な文章には、句読点を入れないケースが少なくなかったりするんですよ!ご存知でした?

 

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仮名文字が「女文字」と呼ばれるようになった理由は?

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話は少し反れましたが、仮名文字が作られた頃には、最初の頃は、やはりその時代の最先端をいく貴族だったり、学問僧の中においてすごく流行るんです。

 

そんな中で、男性が「候」を多く使う文章を書くようになっていくのに対して、女性は書面を平仮名によって多く記す感じに変わりました。

 

それはどうしてか?平仮名は、流麗だし現代的に言うと「かわいい」ので、女性っぽい文字だということが認識されるようになったんですね。

 

そういう理由から仮名文字は「女手」「女文字」という風にでも呼ばれるようになって、男の人の文体と分類されてきたのです。

 

昨今においても、女性の書面の締めくくりに「かしこ」と記すとされている部分は、そういった時代の名残なんですね!

 

 

で、「かしこ」ってどういう意味なの?

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で、肝心の「かしこ」という言葉の意味ですが、「恐れ多い」といった主旨の「畏し(かしこし)」の語幹と位置付けられています。

 

「可祝」「かしく」といったふうにも記すことができ、「これにて失礼いたします」という意味になるわけです。文章の締めくくりとして、最後に相手にへりくだるという感じでしょうか?

 

これだけ時代が流れても、まだ「かしこ」という言葉を使う風習が続いているというのは、よほど「かしこ」という言葉にパワーがあったんでしょうね(笑)

 

今まで知らずに使っていた男性はちょっと恥ずかしい?かもしれませんが(笑)別に男性が使ってはいけない言葉ということでもないので、使ってもOKですよ。でもなるべく控えたほうがいいかもですね(笑)

 

以上で「かしこ」の解説は終わりにさせていただきます!かしこ(笑)

 

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