
最近は自動車の自動運転の技術がどんどん発展しているようで、世界の自動車メーカーがその覇権を巡って、日々技術の開発がされているようですね。日本でも当然、その流れは止まることは無いでしょう。近い将来、全く運転しなくても寝ている間に到着地に着くなんてことも、当たり前の風景になるのでしょうね。
しかし、だからといって全てがめでたしめでたしになるのでしょうか?例えば万が一、車の部品が故障して事故を起こし、人をひいてしまった場合、一体誰が加害者になるのでしょうか?今回はそのあたりについての考えを記事にしたいと思いますので、是非最後までご覧くださいね。
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それでは、一般的に考えられる責任を取る、加害者になるであろう人、物を列挙していきたいと思います。
1.車の中にいた人の責任
まず、考えられる加害者は、車を運転している人ですよね。しかし自動運転ですので、運転している人はいません。ということは、助手席に座っている人が加害者ということになるのでしょうか?しかしそもそも助手席という概念が自動運転車には無いかもしれません。ということは、事故を起こした時に搭乗していた人全員が加害者ということになるのでしょうか?搭乗者の中に子供がいた場合、その子供も罪の責任があるのでしょうか?う~ん謎は深まるばかりですね。
2.自動車メーカーの責任
自動車が故障をして、人がいるのにストップしなかった。そういった場合は、メーカー側の責任ということになるのでしょうか?しかしこれにも問題が出てきますよね。車の所有者があまり車の整備をせずにいて、車のある部分が壊れているのを知っていながら、運転させていた場合どうなるのか?という問題も出てくると思います。自動車だっていつも完璧な状態でいられるかという事もありますから、一概に全ての事故を自動車メーカーに押し付けることは難しいのではないでしょうか。また、全ての事故を自動車メーカーの責任にしてしまったら、速攻で各メーカーは倒産してしまうでしょう。事故が多発すると、賠償金だけで天文学的な数字になるでしょうからね。もはやその時点で、自動運転という夢は打ち砕かれるということになってしまうでしょうね。
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3.自動車を制御するコンピュータの責任
自動車自体は何も問題が無いのに、コンピュータがウイルスに侵されて、急におかしな運転をするようになる。こんな事も起こる可能性だってあるわけですよね。私たちが普段パソコンを使っている時にも、何の原因かよくわからないですが、パソコン自体が挙動不審になってフリーズしてしまうなんてことは日常茶飯事で起こります。なぜかその場合、再起動すれば直ったりする事が多々ありますが、自動車に搭載されているコンピュータにも起こりうる事は、十分に想定されるでしょうね。運転中に車のコンピュータを再起動するわけにもいきませんよね。そんな事になってしまうものなら、車自体が止まってしまうのではないでしょうか。
4.自動運転を許可した国側の責任
ここまでくると、根本的な問題として、そもそも自動運転を許可した国側に問題があるのではないかという議論も巻き起こることになると思います。まだまだ技術が発展途上であるにも関わらず、国がGOサインを出して、事故が多発してしまった。そういった事態も考えられなくはないと思いませんか?確かにここまで根本的に突き詰めてしまうと、全て国が悪い、政治が悪い、といった幼稚な議論になってしまうので、この辺りにしておきたいと思います。
5.結局、誰の責任なのか?誰が加害者になるのか?
この自動運転の技術は本当に夢のあるものなので、是非とも実現させてほしいものと多くの人は考えていると思います。しかし、ここまで記してきたように、まだまだ多くの問題がある事も事実です。実際問題、自動運転が主流になって事故が起こってしまったら、その問題は裁判によって裁かれていくことになるのでしょうが、裁判員として私たち民間の人間が参加した場合、どのように考えるべきか。そう考えると、私たち全員が少しは気にかけておかなければいけない問題なのではないでしょうか?最新の技術やテクノロジーはすぐにはなかなか馴染まないものです。やはり時間を経て、じっくりと皆で議論し、国全体、世界全体で、自動運転の技術を向上させていってほしいと思います!
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